ニトリが22日に、健康被害の恐れがあるアスベストが含まれているとして、珪藻土のバスマットやコースターを含む、計約240万個の自主回収を発表しました。
ニトリだけでなく、カインズでも同様に自主回収を発表しています。
アスベスト、怖いですよね…><
そもそもなぜ今回、ニトリやカインズの珪藻土バスマットから、アスベスト混入が発覚したのでしょうか…?
この記事では、ニトリ製品のアスベスト混入の気になる原因や危険性、さらに補償などについてまとめてみました!
今回の問題を受けて、日本製の珪藻土バスマットの需要が増えています!
日本製であれば安心・安全ですよね^^
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ニトリ珪藻土マットのアスベスト混入はなぜ分かった?
なぜ今回、ニトリの珪藻土マットからアスベスト混入が発覚したかと言うと、大阪府貝塚市の、ふるさと納税の返礼品になっていた珪藻土のバスマットからだとされています。
貝塚市は11月、ふるさと納税の返礼品として16年8月から20年2月まで取り扱っていた、市内のメーカー「堀木工所」が製造したバスマット約1万5000枚とコースター約2500枚にアスベストが含まれている恐れがあると発表しました。
混入発覚のきっかけは、同社が端材の廃棄物処理を委託しようとした際、産廃業者から「アスベストが入ってないか?」と聞かれたこと。
同社はバスマット1枚を分析委託し、報告書でアスベストの含有は「なし」だったと市に伝えました。
ところが、市が念のために手元にあったバスマット2枚を独自に分析依頼したところ、いずれも基準の0.1%超のアスベスト含有が判明しました。
堀木工所と貝塚市で結果が分かれたことから、厚生労働省でも改めて調査・分析したところ、アスベスト含有が認められたところから、一斉に報じられるようになりました。
その後、厚労省の通達でニトリで自社製品を調査したところ、アスベスト混入が発覚したのです。
すべて中国の同じ委託工場で製造されたもので、アスベストの検査をしていませんでした。
ニトリ珪藻土マットのアスベスト混入の原因は?
そもそも使用や製造、輸入、譲渡、提供が原則禁止されているアスベストが、なぜ今回珪藻土マットに混入していたのでしょうか。
厚労省化学物質対策課によると、製造メーカーの堀木工所は2001年に購入した「成形品」を原料として、2016年に今回問題となったバスマットやコースターを開発しました。
この成形品の販売元(すでに倒産)が建材メーカーのため、同省は「建材ではないか?」と推測しています。
2001年段階では、「アスベストは管理して使用すれば問題ない」とされていたこと、また使用していても記載義務すらなかった時代だったのです。
貝塚市はバスマットやコースターの「製品安全データシート」を確認しないまま、ふるさと納税の返礼品に採用していました。
同市の確認ミスもあるかも知れませんが、仮に調べていたとしてもアスベストの記載はなかったため、未然に防ぐことは難しかったとかも知れませんね。
ニトリの珪藻土バスマットに混入していたアスベストについては現在調査中ですが、製造元は中国であることと、中国ではいまもアスベストは全面禁止されていないことが原因の1つかも知れませんね。
ニトリの調査結果については続報を待ちたいと思います。
アスベストの危険性や健康被害は?
アスベストを吸い込むと肺がんなどのリスクがあるとして、現在、日本では基準値を超えるアスベストを含む製品の販売などは法律で禁止されています。
アスベストは非常に危険性の高い物質で、また小さいため呼吸器官を通って容易に肺へと侵入しやすい物質です。
体内に蓄積すると呼吸困難などの障害を引き起こし、最悪死に至るケースも…!
アスベストが原因で死亡した事例も決して少なくはなく、訴訟が起こり社会問題にもなりました。
メディアで取り上げられ、使用されている建物の緊急点検や除去も全国各地で行われたほど。
その危険性から規制が厳しくなりましたが、現在でもアスベストが使われている建物は少なくありません。
ニトリのアスベスト混入は今後どうなる?補償はある?
ニトリでは既に対象製品の回収・返金対応を始めています。
やはり連日、ニトリの回収専用カウンターは混んでいるようですね。
自宅回収も依頼できますが、こちらも引き取り日時がいつになるか分からない様子。
また、ニトリでは対象製品の返金や交換対応を行っているものの、現時点では補償については特に情報がありません。
もし今後、健康被害が発覚したとしても、ニトリの珪藻土マットが原因かどうかの調査に時間が掛かりそうです。
まとめ
今回は、ニトリ珪藻土マットのアスベスト混入の原因や、アスベストの危険性などについてお伝えしました。
アスベスト問題が落ち着くまでにしばらく時間は掛かりそうですが、これを機に安心安全なバスマットに買い替えたいですね。
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